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第49話 宣戦布告

Author: 雨音休
last update publish date: 2026-05-18 05:53:33
 ノーファン村の道具屋の前。

 空には太陽がすでに昇っていた。地面には朝日がさんさんと降り注いでいる。今日は土曜日だからか、辺りにはプレイヤーがどんどんログインしてきていた。それらの表情には暗いものもあれば、明るいものもある。暗い顔をしているのは無職の人間だとトウマは感じていた。現実の金に困っていないプレイヤーはいたって朗らかな表情である。

 ふっと涼しい風が吹いて、トウマの青い短髪がサラサラと揺れた。

 ステータス画面を出して時刻を確認する。午前八時半過ぎだ。

 ヴァラクスを倒すとすぐに下山をして、たったさっき村へたどり着いた。いま、ウミが来るのを待っている。先ほどの電話で道具屋前に集合することにしている。

 やがて彼女が道を早足で歩いてきた。トウマを見つけると瞳を潤ませてダッシュする。近づいて腰に抱きついてきた。モフモフとした尻尾がびゅんびゅんと揺れる。

「ご主人様ぁ!」

「おい、ウミ、いきなり抱きつくな」

「怖かったですぅ。うえぇぇええん」

「……助けられなくてすまなかった」

 トウマはウミの頭を抱いて背中をさする。「よしよし」と声をかけた。

 ウミはひとしきり泣いた後で顔を上
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